幼稚園で年に2回「親子観劇会」という行事がある。
市の大きいホールに出かけて、親子でミュージカル風のぬいぐるみ劇を鑑賞するという行事だ。
なんでも
- 子どもの情操教育
- 公共の場でのマナーを身につけること
を目的としているらしいのが、娘にとっては
- 会場内の暗さ
- 音の大きさ
- 人形がちと怖い
とあって、恐怖の観劇会なのである。
ヘンゼルとグレーテル
今回の親子観劇会の演目はというと「ヘンゼルとグレーテル」。
お菓子の家で有名な童話ですね。
娘は、中盤から登場した「人食い魔女」に耐えられず、またも観劇を放棄(ノω<;)
気になったのは、私が覚えていた「ヘンゼルとグレーテル」と、今回見た観劇会の「ヘンゼルとグレーテル」の話が、ちょっと違っていたこと。
私がなんとなく覚えていた「ヘンゼルとグレーテル」の話はというと・・・
母親が食いぶちを減らすために、ヘンゼルとグレーテルを捨てようと、うまいこと言って森に連れて行く。
母の計画に気づいたヘンゼルは、家に帰れるようにと目印にパンくずを落として歩いたが、小鳥に食べられてしまい、帰れなくなってしまう。
森をさまよううちに、お菓子の家を発見し、食べていると、人食い魔女が現れてつかまってしまう。
なんだかんだあって、人食い魔女をやっつけて家に帰ると、意地悪なお母さんは死んでいてお父さんと3人で暮らす。
めでたしめでたし。
義母ならまだしも、実の母親に捨てられるっていうのが怖かったし、たとえ意地悪な母親であっても死んで「めでたし」って違和感があって、間違えて覚えていたのかも・・・と思っていた。
今回見た「ヘンゼルとグレーテル」の話は・・・
お母さんに頼まれた仕事を怠けた上に、空腹で残り僅かな食料を食べてしまったヘンゼルとグレーテル。
お仕置きとして、イチゴを摘んでくるようにお母さんにいわれ、森に向かう。
イチゴを摘んだもののお腹がすいた2人は、イチゴを全部食べてしまう。
これでは家に帰れないと途方に暮れ、妖精に守られながら森の中で一夜を明かす。
朝、起きた2人は、良い匂いにつられて歩いて行くとお菓子の家を発見する。
なんだかんだあって、人食い魔女をやっつける。
ヘンゼルとグレーテルを1晩中探していた両親と無事再会して、家に帰る。
めでたしめでたし。
子ども向けにソフトに書き換えられたものなのかな?
人食い魔女は、見た目、全然ソフトじゃなかったけど。